最近はネビドジェネリックの注射を打ってる。体調的にも煩わしさ的にも今までで1番良い。
今回はその感想文みたいなものを書いておこうと思う。
年間3~4回だけ打てばいい
まず、打つ頻度は3~4ヶ月に1回。1年に3~4回だけ病院に行けばいいから楽だ。これは個人差があり半年スパンの人もいるらしい。年2回とは羨ましい。
他の人がどれくらいの頻度で注射を打ってるのかわからないけれど、エナルモン250を月1くらいが平均なのではないだろうか?実際に自分もそれくらいだった。
忙しいときや気分が乗らないときに、月1で病院に行き続けるというのは結構面倒だった。それでジェルを使いだしたりもしたけれど、それはそれで毎日塗るのが面倒。とくにあのスーとする冷たいジェルを真冬に塗るのは苦行だった。
なんでもかんでも面倒がっているのが問題なのかもしれないが、そんな面倒くさがりでも、今くらいのペースでの病院通いはあまり面倒ではない。むしろ普段は行かない地域でついでに飯を食べて帰ってきたりして良い気分転換にもなる。
体調について
体調は今までで一番良い。
成分の性質上、持続的安定的に男性ホルモンが体内に吸収されるらしく、エナルモンのようにホルモン値が短期間で激しく上下しないとのこと(医師談)。
個人的な体感ではエナルモンのときは打ってから1ヶ月ほどすると急激にホットフラッシュが起こり始め、だるさが出て疲れやすくなっていた。体質的にホットフラッシュが結構ひどくて真冬でも顔から汗をかくようになるから、そうなる前にすぐに注射を打ちに行くというリズムだった。
それがネビドジェネリックの場合、3ヶ月くらい経過すると、なんとなーくホットフラッシュっぽいものがじわじわと発生し始める。そうしたら病院に予約を入れてのんびり行く感じで十分間に合う。ホルモン切れによる疲れやすさもいつの間にか感じなくなっていた。
そうそう、それとエナルモンを打っているときに多血症になってしまい、これ以上数値が上がったら瀉血(もしくは献血)に行って血を抜いたほうがいいと先生に言われていた。原始的だが効果は医学的に認められているらしい。
それが、ネビドジェネリックにしてからは数値が改善して多血症がすっかり治ってしまった。同じように改善した例はちょくちょくあると先生は言っていた。
多血症はFTMではよくある副作用らしいが、鉄分を含む食品の制限が必要だったり、血液ドロドロになることで血管が詰まりやすかったり、あなどれない。
精神面について
精神的な面での変化はあまり感じられないけれど、ホルモン値が安定することで、感情の起伏が安定する例は結構あるとのこと。
無理矢理こじつけて考えれば、以前よりも感情が安定しているような気がしないでもないが、ただの気のせいのような気もする。よくわからない。
ただ、僕の通っている病院は先生もFTMだから、当事者にしかわからないようなニュアンスのことも相談しやすい。今までは疑問に感じても聞けなかったことが、数か月おきに定期的に心おきなく聞けるというのは、精神衛生上良いことだと思う。
注射は普通に痛い
1つだけデメリットがあるとすれば、エナルモンよりも注射が痛い。
今は両方の尻に半分ずつ打ってもらってるけれど、最初は片方の尻に全部打った。その時は尻の中にどんどん異物が注入されてパンパンになる感覚が不快なのに加えて強い痛みもあり、もう打ちたくない!!と、いい年なのに思ってしまったほどだ。でも、次からは相談して、両尻に打ってもらうようにしたら痛みはありつつも我慢できる範囲内になった。
あとは、いつも打ってくれる看護師さんが上手だからというのもあるだろう。いつもありがとうございます。
注射を打ったあとでも普通に歩けるけれど、痛みはまあまああるから、長い距離を歩くのは苦痛。なので、他に用事がある場合は病院の前に済ませておいて、直帰できるようにしている。
ちょっと…いや、わりと高い
ああ、もう一つデメリットがあった。値段が高い。1回で2万円くらいかかる。まあでも純正ネビドだと3~4万円はするからジェネリックのほうがまだ安い。過去に純正ネビドも打ったことがあるけれど、とくに体感的に違いは何も感じていないからジェネリックで良いと思う。
4カ月に1回だとすると月平均5000円程度。あとは血液検査は無料でしてもらえる。といっても、ホルモン値だけが無料だから、他の項目も知りたければ追加料金がかかる。
しかし高い!仕方ないとはいえ高い!エナルモンのときはたしか1回800円ちょいだった。まあ保険適用もグレーゾーンなのだろうけれども……。
もっとネビドジェネリックが身体に馴染んできたら、半年に1回でも大丈夫な身体にならないかなー?なんて非科学的なことばかり考えてしまう。
もっといえば、なんか突然変異で注射を打たなくても男性ホルモンが身体で生産されるようになったらいいな~。
では!!!