皆さん、どれくらいの頻度で注射を打っていますか?
僕は15年くらい、基本的に250を3~4週間に1回ペースでやってきました。
が、少し思うところがあって125への移行計画を実行してみたので、リアルな体験をお伝えしていきます。
移行理由:薄毛やニキビが気になってきたから
だんだん薄毛が気になりだしてきました。ハゲてはないんですが、昔よりも髪の毛が細くなってきた気配。
薄毛の要因は色々あれど、男性ホルモン値を低くすれば、少しでも抑制できるのではないかと考えました。
それとニキビです。
今さらですが、背中や顎にできるニキビを綺麗にしたくなってきたんですよね。
で、色々と調べてみると、どうやら250よりも125を推している先生がいたので、とりあえず鵜呑みにして人体実験してみました。
内摘後であれば特に更年期症状など生じなければ、125を1か月で十分です。
このことは、テストステロンが体内に少なくなっても、更年期症状(顔がほっててしまうなど)など生じなければ1か月でも大丈夫かと思います。
もしくは最初調子悪くても低濃度に次第に慣れていきます。
当院では、内摘されたFTMのほとんどのひとには、125にするように勧めています。
内摘直後だと、ホルモンバランスが崩れるために125だと物足りず、この場合しばらくは250にしますが、次第に125でも大丈夫になります。
内摘が済んでいるFTMのひとは、生理も気にする必要ないですし、薄毛が気になる点を重視すれば、125にして、打つ期間をできるだけ伸ばした方がよいです。
これから長期に打つのですから、常に高濃度であるより少ない濃度で維持した方が身体にも頭髪にも負担になりません。
具体的な減らし方の方法ですが、急に減らすと、心理的なことも含め、調子が悪くなることがあるのかもしれません。
250を3週ペースで打っているなら、とりあえずは、125を2週あるいは3週にして、それを続けて2,3回行い、次に125を1か月と伸ばしていきます。
ダメなら、また戻すなど調節していきます。現在注射している主治医ともご相談ください。
以上のことから、生理がもう関係なくなったので、常に高濃度を保つ必要はないので、少ない量でもまったく問題ないです。
極端な話、毎日塗るのはたいへんですが、男性ホルモンクリームだけでも大丈夫なくらいです。
https://www.gid-mcclinic.com/gid-hormone/testosterone/ftmcarefulqa/
たしかに125を月1回でいいなら、薄毛進行やニキビ問題も解決できそうな気がしてきます。
人体実験結果:エナルモンデポー125
スペックはこんな感じ
- 30代半ば
- 注射歴15年ほど(エナルモンデポー250を3~4週間ごと)
- 10年以上前に内摘済み
さすがに一気に減らすのは負担がかかるのが目に見えているので、とりあえず125を2週間に1回にしてみました。
例えば6週間単位でみても、
- 125の場合…3回(6週÷2週)×125=375
- 250の場合…2回(6週÷3週)×250=500
なので、これだけでも男性ホルモン摂取量を減らすことが可能です。
早速いつもの病院で125を打ってもらいました。
1回目はとくに目立って変化した点はありませんでした。量が少ないので2週目ちょうどくらいのときに、ホットフラッシュが発生したくらいです。
ところが、ここから雲行きが怪しくなってきます。
2週間後、2回目の125を打ってもらいました。
その翌日くらいからでしょうか。一気に顔のニキビが増えてきたのです。ここ十年で一番増えました。それと倦怠感。
まあまあ、今までの習慣を一旦崩すわけなので、好転反応だろうと意味のわからないことを考えてやり過ごし、また2週間後に3回目の注射。
1カ月以上経過しても、なかなか身体は慣れてきてくれないようで、顔のニキビが余計に増えたり、倦怠感もいよいよ強まってきました。
しかし、1カ月に1回125で上手くやっている人もいるらしいので、もう少し粘ってみます。
さらに3週間後に4回目の注射。
もうこの辺りでギブアップしそうな気持ちがどんどん高まってきました。
動悸息切れが激しくなり、ちょっとした階段でもすぐに疲れてしまう。更年期症状のようなホットフラッシュ。冬場なのに汗ばむ。倦怠感。集中力切れ。ヤル気低下。など様々な症状が。
さすがにこのまま4週間も過ごすことは無理だと判断して3週間経過した時点で250を病院で打ってもらってきました。
250に戻したらすぐに元気になった
ここまで体調悪くなるとは予想していなかったので、きちんと元に戻るか心配でしたが、250を打って2~3日したら普通に元に戻りました。
今回の移行計画は完全に失敗です。
もしかしたら、もっと頑張って身体を慣らしていけば大丈夫になっていたのかもしれませんが、そこまでする気力は出ませんでした。
専門家の先生は内摘後は125でも大丈夫だと言っていますし、多分それで上手く生活していける人もたくさんいると思います。
ただ、やはり個人差はあるので、トライ&エラーで自分にとってベストな量と間隔を調整していくことが大切だと痛感しました。
ジェルの方が断然いいかも!
ここまで書いていて、急に思い出しましたが、以前に注射じゃなくて男性ホルモンジェルで生活していたことがあるんですよね。少しだけ。
その時のほうが体調は全然良好でした。
もしどうしても男性ホルモン量を減らしたいけど、注射だと上手く減らせない方にはジェルがおススメです。
ジェルだと毎日塗るんで、面倒だけど、安定したホルモン値を得られるため、体調を安定的に保ちやすくなるのかと思います。
使用した経験を記事にしているので貼っておきますね!
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